化学屋のつぶやき

はじめに

石油化学の進歩により私達の日常生活は飛躍的に、豊かさを増し便利になりましたが、その一方で化学物質の過剰な使用による健康障害が懸念され、環境汚染も複雑になってきました。

この問題解決のために多くの努力がなされていますが、一般の消費者にはわかりにくく、自然指向、健康指向が強まってきました。

なかには、“天然物は善”、“合成化学物質は悪”という短絡的で誤った考えかたまであります。  この誤解を解いて行くのも化学技術者のつとめですが、一部の科学評論家と自称する人が逆にこの考え方を煽り、一般消費者を混乱させているのが大きな問題です。

1 化学を脅かしの種にする

これは“問題提起”に名を借りた「不安商法」というべきもので、大矢勝氏(横浜国立大学助教授)が、その著書 「合成洗剤は本当に有害なのか?」で指摘している通りです。

界面活性剤の例では合成界面活性剤 (この分類自体おかしな話で、一部の天然物を除き、化学的にみれば石けんも含めて全て合成界面活性剤) を悪とし、石けんを善と決めつけています。

天然物の良い点を生かして行くのは大切なことで、そのことをPRするのは良いと思いますが、合成化学物質の問題点を誇張し、化学を脅かしの材料に使っていることは許し難いことです。

2 石けんの安全性

石けんの刺激性は低刺激性ランキングに書いたように、スキンケアに使われる洗浄成分のなかでは中程度です。

確かに市販品の大部分を占めるアルキルエーテル硫酸塩などよりは低刺激ですが、石けんよりもさらに低刺激なものはアミノ酸系界面活性剤などいくらでもあります。

身体洗浄剤(ヘアまたはボディシャンプー)に使われる洗浄成分はどれも脂肪酸を出発原料にして作られていますから生分解性など洗浄成分の種類で大差ありません。

石けんは石けんカスができるだけ、かえって環境に対して問題があると言えます。

石けんの魚毒性は低いのですが、その意味をよく理解する必要があります。

石けんは歴史もあるので愛着があり、それなりに良い製品ですが、“環境にはこれしかない!” と大騒ぎするほどのものではありません。

上記した「合成洗剤は本当に有害なのか?」はこの問題を厳しく糾弾しており、必読の価値があります。

3 発ガン性、変異原性への配慮

これからのスキンケア用品はここにも配慮すべきだと思います。

この意味では化粧品メーカー米国N社の発ガン性、変異原性に対する取り組みは高く評価します。 しかし、PR資料のなかで “あなたのバスルームは大丈夫ですか” と大きくとりあげ、【日用品の中に含まれる有害な成分】として臓器への障害、発ガン性などを満載しているのは不安商法と類似の印象を与え、残念なことです。

また、これほど安全性を論じている以上、低刺激性の面でも、さぞや良いものを使用していると予想したのですが、シャンプーの配合材料を見る限りでは期待したほどのものではありませんでした。

環境にやさしい化学(グリーンケミストリー)など広い範囲で環境保護が求められている時代には、汚染の負荷量、生分解性、魚毒性などと共に発ガン性、変異原性に疑いを持たれる化合物を使わない、排出しない心がけが必要と思います。

健康・環境へのやさしさを最高のレベルで追究したシャンプーを開発している者からみれば、ここまで配慮するのは当たり前のことで、これまた人を脅かしてまでPRする程のことではないと思います。

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